ABOUT

探す→出逢う→届ける
Search → Encounter → Deliver
2006年、カリフォルニア州にあるシャスタ山(Mt.Shasta)に心惹かれ、導かれ旅は始まりました。
『人間は誰でも自分の力になってくれる石を必要としている』旅の途中で知った、ラコタ族のメディスンマンの言葉です。
妙に心に響いたその言葉を胸に、私は様々な土地を訪れ、沢山の魅惑的な石や人、アートに出逢いました。
初めて目にする光景に、ただただ驚き、喜び、そして今まで感じたことのない情熱に強く心を揺さぶられました。
そして「この魅惑的な世界に出逢うために、私は生きているのだ!」そう、強く感じたのです。
同時に、それはただ私の個人的な興味や欲求を満たすものであって、意味はないのではないかと云う思いを抱えてもいました。
とはいえ、その湧き上がる情熱と衝動に背くことは出来ず、自分の心の赴くままに何かを探し尋ねる旅を続けていたのです。
そして旅の終わりに、私が見つけた石を手にし、目を輝かせ喜んでくれる人がいることを知りました。
自分のために探す行いが誰かの喜びに繋がることになる。私にしか探すことの出来ない石が、出逢うことの出来ない “もの” がある。
それが、Seeker(探す人) 吉田容子のはじまりです。

鉱物は、惑星、そして 土地の生み出すアートである
Minerals are the art of the planet and of the land.

私は探す “もの” であり届ける “もの” 、また別の探す “もの” から届いた “もの” を手渡せる “もの” 。
その “もの” たちの行き交う流れは、とても大きく豊かです。世界中を目を凝らして飛び回り、巨大なショーで数多の石たちの中から特別な“もの”を発見する喜び。
石を通して築いた縁から、予想だにしなかった石を手渡される喜び。その縁に出逢うルート(道)も、常に複雑で魅惑的で心躍ります。
私が石を探し求める理由は、そのルート(道)にある景色、背景、感触から、地球そのものの不可思議さ、縁の繋がりを感じたいからなのかもしれません。
自然が織り成す美しいフォルムや色彩による造形は、誰も知る由もない奇跡の積み重ねによる成果です。
地球という謎に満ちたアーティストによって作られた、同じ物はひとつも存在しない唯一無二の作品である「石」
そして、彼らが私たちの元にやってくるルート(道)も、同じ “もの” はひとつも存在しないのです。
それが私が長年魅了され愛してやまない、“ものたち” の世界です。※ “もの” ( “者” であり “物” であり “mono” )
出逢いが新しい扉を開く
An encounter opens a new door.
その後、旅の成果を届けるため、小さなスペースで展示会を開いてきました。
開催する中で、石とは地球という作家が生み出し、様々な土地に隠されている “アート作品” なのだという思いがより強くなっていきました。
どうしたら私が感じていることを体現できるのかと思案する中、ギャラリーで石を展示するのはどうだろう?「アートとして石を届ける」ことが出来れば、私が様々な土地で石と出会った瞬間を切り取り、体感してもらえるのではないかと思いつきました。
そこから、ギャラリーでの展示を始めました。思いを共にする人々と出逢い、植物や、織物、音楽などのアートとのコラボレーションを試行錯誤する日々でした。
様々な国や土地で、素晴らしい石を探し届けている信頼のおけるディーラーに出会い、自分の眼だけでは到底探すことの出来ない石たちに出逢い、図らずもご紹介させて頂ける機会を得ることにもなりました。
思いもよらなかった出来事、様々な出逢いや経験を経て、よりフレキシブルに、様々な空間やシチュエーションで石のご紹介が出来る毎日は、とてもエキサイティングです。
そして、今の私にとって何事にも代えがたい進化し続ける喜びでもあるのです。


金融機関でのサラリーマン生活を経て
2006年旅を始める
2007年アリゾナ州ツーソン(Tucson) Gemショー参加
2008年Inyanを立ち上げ幅広く活動
2018年帝国ホテル内ギャラリーでアート展示
2019年阪急百貨店梅田本店展示会
2022年阪神百貨店梅田本店イベント
2023年Inyan合同会社へ法人成り
[参加出展]
東京国際ミネラルフェア @新宿
東京ミネラルショー @池袋
大阪ミネラルショー
京都ミネラルショー
ほか
[常設販売]
Ocylus
札幌市豊平区美園7条5丁目Zyu内 連絡先:080-4676-1468
・北海道大学総合博物館 ミュージアムショップ ぽとろ
・阪神百貨店梅田本店2F アクセサリー売場 stoRe Lab 阪神梅田本店


